東信州青木村は上田市の西麓にあって上田駅から国道143号(松本街道)で約12㎞(25分)の場所にあります。この道沿いには地元店舗が建ち並んで、信州の村という印象は受けません。新幹線の到着時間にあわせてほぼ一時間毎に路線バスが役場前まで走っています。一方長野自動車道の「麻績」ICを利用して北から入る道は(約12㎞・25分)、修那羅峠を下ってどんな山奥に行くのだろうという気分にさせますが、夫神山の麓に広がる村の風景に出合うと、何ともいえないような懐かしさが感じられます。標高1,200m台の青木三山(夫神岳・子壇嶺岳・十観山)に囲まれて12地区、4,600人を超える人達が生活しています。村役場を中心にしてほぼ3.5㎞以内にほとんどの地区があり、頑張れば一日の散歩でまわれる大きさです。里の標高は500m〜850m。気象の特徴は内陸性気候で、降水量が少なく晴天日が多いですが、真冬には-10度以下になる日も何回かあります。雪の不安は比較的少なく、雪下ろしは不要です。役場から車で5分足らずの山あいにある田沢温泉と沓掛温泉は泉質の良さで温泉通には知られる名湯。どちらも日帰り温泉を備えています。とりわけ田沢温泉の「有乳湯」は人気が高く魅せられてこの地で生活を決断した人も多いほど。